BD® ELISPOT Reagents | BD Biosciences

Overview

BD^®ELISPOT Assay法は、in vitroにおいて、特定のタンパク質を分泌する個々の細胞を特定し解析するための強力なツールです。BD^® ELISPOT試薬を用いハイスループットELISPOTプレートリーダーで測定することで、サイトカイン分泌能をシングルセルレベルで容易に解析することができます。

ELISPOT試薬の特徴：

酵素免疫スポット（ELISPOT）法によるアッセイで、サイトカインなどのエフェクター分子を分泌する細胞頻度を直接測定することが可能
ELISA法や細胞内染色法より高感度
抗原特異的T細胞など様々なT細胞の機能を、ex vivoにおいて大量に直接モニタリングしハイスループット解析することが可能
必要に応じた最適な製品構成が選択できる複数の製品ライン
- BD^® ELISPOT Kits—ヒト、非ヒト霊長類、およびマウスの各試験用にコーティングされたBD^® ELISPOTプレートおよび調製済試薬を含む簡便なキット。
- BD^® ELISPOT Reagent Sets—独自のプレートコーティングが可能なセット。プレート10枚分のアッセイに充分な量のCapture抗体、Detection抗体、ペルオキシダーゼ（HRP）標識ストレプトアビジンが含まれている（含、コーティングされていないプレート10枚）。
- BD^® ELISPOT Reagent Pairs–マッチング検証済の抗体ペア。プレート5枚分のアッセイに充分な量のCapture抗体とDetection抗体が含まれている。

BD^® ELISPOT アッセイでは、フェムトモル感度によりサイトカイン分泌能をシングルセルレベルで測定することができ、サイトカイン産生細胞の頻度を直接測定することができます。

ELISPOTアッセイ試薬の特徴：

ELISA法や細胞内サイトカイン染色法より高感度であることが実証済。これにより、極めて低頻度（具体的には細胞300,000個に1個の頻度）のサイトカイン産生細胞を測定することが可能。
抗原特異的T細胞など様々なT細胞の機能を直接的ex vivoモニタリングにおいて、シングルセルレベルでしかもハイスループットにより解析することが可能。
鮮明で明瞭なイムノスポットが確実に得られ得るよう、慎重に検討し選りすぐられた試薬類を使用。BD Pharmingen™ NA/LEのCapture抗体は、親和性が高いにも関わらず非特異的な細胞活性化を生じにくい。
厳しい基準で慎重に選び抜かれたDetection抗体を使用。また、ペルオキシダーゼ（HRP）標識ストレプトアビジン、基質、クロモゲンの各試薬がBD^® ELISPOT用に最適化されており、使用に際しての調製が不要。

BD^® ELISPOTプレートの自動コーティング処理により結果のバラツキを最小化

BDバイオサイエンスのキット製品に関しては、ウェル間やプレート間でのバラツキを最小限に抑えて信頼性が高い試験結果を確実に得られるよう、厳格な品質検査が行われています。プレートのコーティングにはazide（アジ化ナトリウム）を使用せず、またCapture抗体には低エンドトキシン抗体を使用し、且つUV処理しており、検査によってプレートにを細菌や真菌による汚染がないことを確認しています。